僕はカナダ系企業と日系企業、それぞれ業界で最大手と零細企業の両方に勤めたことがあります。その経験を元に説明しますね。
カナダ系企業と日系企業の違い10選
- 給料がいい

日系企業と比べるとカナダ系企業は2−3割は高い印象でした。カナダ在住の日本人は皆、日系企業は給料が安いと言います。
- 業務が効率的

カナダ系企業は無駄なコミュニケーションや電話や会議、日系企業のような無意味な朝礼などがありません。ミーティングはせいぜい週1程度です。
- 人間関係の煩わしさが無い

日本の会社でよくいるような変な人はいませんでした。これは自分が外国人だから感じなかったという部分もあるかもしれませんが、同僚は同僚と割り切ってアットホームな雰囲気という感じです。
- 自己管理を尊重

カナダ系企業は営業職の場合、基本オフィスに行く必要がありません。日系企業の場合は多くの会社で毎朝決まった時間に出社ルールがあるところが多いですが、これば時代遅れですね!
- 能力ない人はクビ

カナダ系企業は基本的に日々の行動が自己管理に任されている分、会社が見ているのは成果のみです。営業マンで言えば数字ですね。営業に限らずダメな人は簡単に切られます。
ここが日系企業との大きな違いですね。日系企業はそう簡単にクビにはなりませんから。このご時世(新型コロナウイルス)でも僕の知っている色々な会社で解雇は行なっていないようです。
- カナダ系企業は常にリストラ、解雇のリスクあり

では仕事ができれば安泰かというと基本そうですが、例外もあります。僕が勤めていたカナダ系2社は1社では合併による支店閉鎖のため全従業員解雇、他社では高コスト体質の営業部を廃止に持っていくため、毎月一人づつ解雇されました。このようにリストラは日常茶飯事です。
- 平均年齢が日系企業より高い

アラフォーの僕でもカナダ系企業では若手でした。高齢者でも一般社員として普通に働いているのがカナダのいいところですね!
- 経験者採用のみ

カナダの会社は社員を育てる文化がありません。給料が少し高いのも経験者を想定しているからなんですね。よって未経験者はまず日系企業を目指した方がいいと思います。日系企業は未経験者採用で育ててくれるのが最大の長所です。
- 仕事がいい加減

カナダ企業はゆるく、仕事がいい加減な人もいます。こちらが頼んでいたことをやらなかったり、几帳面な日本人からすると大きなストレスやトラブルとなることもあります。
- コミュニケーション

カナダ系企業で者コミュニケーションの欠如、業務連絡が行き届かない、言われたことをやらないなどがよくあります。この点が日系企業と大きな隔たりがあります。
カナダ系企業と日系企業どちらで働きたい?
答えは「人による」としか言えません。カナダ系企業も日系企業もそれぞれ長所と短所があり、一概にどちらがいいとは言えないからです。
上記は自分の経験談の一つにすぎず、これがカナダのスタンダートというつもりもありません。
僕はカナダ系の会社で働いてよかったことは異文化に触れられたこと、カナダ人社会の一員として日系企業にいたのでは見ることのできない景色を見てきたことが、何事にも変えがたい貴重な経験だったと思います。