バンクーバーのレストランで働く人に必要な公的資格
カナダバンクーバーのあるBC州で酒類を提供するウエイトレス・ウエイターは、
BC州公認資格Serving it Rightの取得が義務付けられています。
ぼくはこの資格を取得しています。
この記事を読めばServing it Right資格の内容・難易度が理解できます。
Serving it Rightとは
Serving it RightはBC州の飲食店で、
酒類を提供するウエイターやウエイトレスが取得しなければいけない資格
酒類を提供しない店で働く場合は必要ありません。
内容的には酒類提供のルールを理解し、
客に対する酒類提供を適切に行い、
酒が原因の被害をうまないようにする知識を習得します。
- 酩酊の兆候
- 法的責任
- 酒の多量摂取を防ぐ
- 飲酒運転を防ぐ
- 暴力を未然に防ぐ
- 未成年に酒類を提供しない
- 店内外での店員の義務
- 店内のアルコール提供のガイドライン作成
これらの知識を習得しただけではだめで、
実際に実践することによって身につけるのです。
Serving it Rightコースを修了
Serving it Rightコースを修了すると以下のことがわかるようになっています。
- 客を観察する能力
- 法的責任
- アルコールが体に与える影響
- アルコールがその人の行動に与える影響
- 飲みすぎてる客にどのような言葉をかけるか
- 安全に責任あるアルコール販売するためにできること
- 未成年への対応方法
- 泥酔客に対するアルコール提供を拒否する文言
Serving it Right取得の難易度
内容的には基本的なことですが、コースはすべて英語となっています。
ちょっと引っ掛け問題的な、厳密に覚えてないと解けない問題も少しあります。
費用:35ドル
勉強時間:4時間(オンライン自習)
正答率:80%(35問で正解28)
点数が8割に満たなくてもテストは最大3回のチャンスがあります。
1回目に失敗した場合、2回目、3回目のテスト内容は異なります。
まとめ
いかがでしたか?
ワーホリできてカナダの日本食レストランでサーバーとして働くのに、
資格が必要なんて面倒ですよね。
中国人なら中国語でコースを受けられるのですが、
日本人はマイノリティですから日本語のコースはありません。
でも英語でカナダ公認の資格がとれるなんて、
それもいい思い出になるのではないでしょうか?
カナダは日本のようにのんべえ文化はなく、飲酒に関して無駄に厳しいから、
資格の取得が義務なんです。
ちなみにこの資格は飲食店に限らず酒屋で働く場合も必要です。