【新型コロナ】バンクーバー ロックダウン制限緩和内容
新型コロナは約2ヶ月ロックダウンが続きましたが、状況が落ち着いてきたので、今月の中旬から徐々に制限を解除していくための計画が発表されました。
- レストラン、カフェ、パブの店内オープン
- オフィス
- チャイルドケア施設
- 図書館、ヘアサロン、ビーチ、ゴルフ、公園、レクレーション施設、美術館
- 6人までのグループの集まり
- 小売、歯医者、マッサージ店
- 対面カウンセリング
ざっと上記が再開されてサービス可能になります。
引き続きソーシャルディスタンスが最も重要で、公共の交通機関や買い物など他人との距離が保てない場合は、マスクの着用を要請されています。
カナダの文化であるハグに関しては、その状況はケースバイケースのため明確なガイドラインはなさそうです。
人との接触を通常時の6割に減らすこともアナウンスされています。
6月以降は以下のような感じで緩和予定です。
6月:泊まりのキャンプやホテル、リゾート
7月:映画
9月:高校以降の教育(オンラインと教室の両方)
まだ未定:ナイトクラブ、カジノ、バー、国外旅行
集会は当面は50人までは可能です。
観客を入れたコンベンション、コンサート、プロスポーツはワクチンができるまで再開されない見込みです。カナダには様々なプロスポーツがありますが、これらが全て今後1年以上無観客で行われるのでしょうか。僕はカナダの国技アイスホッケーをよく見にいくので、これは非常に残念なニュースです。
バンクーバー ロックダウン制限緩和 各業界の内容
飲食店
飲食店も当面は座席数を半分以下にして再開する予定です。店内を改造したり衛生管理を徹底して、従業員の負担は増えるでしょう。キャパは半分ですから従業員のシフトもパートになることが想定されます。
コロナが理由で仕事を失った人は4ヶ月間に渡って毎月2000ドルが支給されています。よってフルタイムで働けないなら仕事に戻らない従業員も多くいるはずです。開店できるけど開店しないレストランも多いはずです。
ヘアサロン
ヘアサロンも今月中にオープン予定です。ヘアサロンはカナダでは不要不急の位置付けでした。ヘアサロン側が安全性の観点から早期の再オープンに反対している声が結構あります。店や客が共にマスクやフェイスマスクをすることを条件に対応することになるのではないでしょうか。
飛行機
飛行機を使ったトラベルは引き続き自粛要請が出されます。飛行機はソーシャルディスタンスを保てません。もし飛行機でソーシャルディスタンスを保つ座席振り当てを行う場合、航空券代はファストクラス並の料金になるそうです。
エアカナダは直近の3ヶ月で10億ドル失いました。従業員の多くは解雇。今後、飛行機旅行が一般的に戻っても今までと同じ金額では切符が買えないかもしれませんね。
バス
バスは今まで無料でしたが6月から有料になります。というのは前方のドアでバス代を払うのですが、その際に運転手との距離が保てず危険に晒されるから、後方ドアのみの乗り降りにして無料だったのです。
長らくバス会社の実入りがゼロになり経営が傾いてきて、大量解雇待った無しの状況で、料金を徴収することになりました。乗客と運転手の間には隙間のない防護ガラスが設置されるでしょう。ロックダウンが緩和されなくても、何れにしても有料化になっていたはずです。
こんな感じで社会が動き始めたところです。
日本では外国からの入国者全員にPCR検査が行われ、結果が出るまで1−2日空港待機です。それで陰性の場合でも公共交通機関を利用して家に帰ることができないので、カナダから日本に帰りたくても、家族が成田まで迎えに来れない人、地方都市の人にとっては実質入国禁止措置です。これはもう解除して欲しいですね。