今流行りのフードデリバリーサービスは利用価値があるか?
バンクーバーには4社のフードデリバリーサービス会社があります。コロナ騒ぎでこの市場が今爆伸び中です。
- Ubereats
- Doordash
- Skipthedishes
- Fantuan
全ての会社を何度も利用した経験から、それぞれの特徴を順に説明します。
フードデリバリーサービス4社の特徴
- ウーバーイーツ
商品以外でかかる手数料は
配達料:無料のところも少しありますが、安いところで$0.99からで距離に応じて上がっていきます。
最大で$5.00程度ですのですごく遠くの店に注文することはできません。
スモールオーダーフィー:$2($12以下の注文の場合)
サービス料:注文量に対して10%(割引がある場合は割引前の金額)
カスタマサポートがない!:デリバリーを注文して万が一何か問題や不備があった際には、ウーバーイーツは唯一カスタマサポートがないので、何も対応してくれません。他社はオーダーに不備があった場合は、すぐにチャットセンターに繋がるのですが、ウーバーイーツは窓口そのものがありません。
- ドアダッシュ
アメリカ最大手デリバリーサービス企業
最低$10の注文で無料配達の店が多い
他の3社と違い、割と遠くの店からも配達してくれる
サービス料は注文量に対して11%と割高
「税金」が国の定めた金額より割高
$10のマンスリーパスを購入すると多くの店で配達料が無料、及びサービス料が大幅に値引きになる。 - スキップザディッシュ
カナダ最大手デリバリーサービス企業、最低$20の注文で無料配達の店が複数
無料配達の店で注文したい店のチョイスが少ない
配達エリアが他社よりも狭い
サービス料なし - ファンタン
唯一中華系の会社で2014年にサービス開始して、今年2020年から英語版のサービスもはじめました。よって掲載店舗の多くは中華レストランで、中華系以外の店舗の充実度は他社より明らかに劣ります。たまに中国語表記のみの店もあります笑。遠くからも配達してくれますが、距離に応じて配達料ががっつり取られるので、配達での利用価値は全くありません。クーポンも乱発していて、配達でしか使えないクーポンもあるので、その時にクーポンの金額で配達料金が賄える近所の店を探すのがいいです。テイクアウトの注文は多くの店で10%引きなの持ち帰りでの利用価値が大きいです。
常にプロモーションを行っていて、一部の店、商品で常に50%引き、30%引きがあってすごくお得です。
フードデリバリーサービス市場の現状
これらフードデリバリーサービス提供会社がレストランから徴収するコミッションはFanfuanが15%、他3社は30%前後です。この30%の手数料が注文の利益をほぼなくすということで多くのオーナーが声をあげています。
フードデリバリーサービス提供会社にとってはこの収入は利益ではなく、サービス運営維持費用であるとのことです。それぞれの立場で言い分がありますが、マーケットの状況としてはバンクーバーは過酷でFoodraという会社が5月末でカナダの市場から撤退します。理由は「利益を得られない」とのこと。
このような状況なので、スマートなレストランではここで利益を出すというよりも、広告宣伝活動の一環としてこれらのプラットフォームを利用している店もあります。サービスを利用してくれた人に次回店舗で使える割引券を入れたり工夫をしています。
デリバリーを注文する人への注意点:
最近は持ち帰りとか配達の注文で箸、ナイフ、フォーク、ナプキンをわざと入れないことが基本な店がすごく多くなってきています。注文の際にこちらからわざわざ言わない限りは入ってないのです。それがデフォルトなことがおかしいと僕が思うのですが。。。
おすすめの注文方法は:
全てのデリバリープラットフォームを登録していて、注文時に全てを比較して選ぶのがいいです。どこもタイムセールのような感じで様々なプロモーションを頻繁に行なっているので、うまくそれらの割引を使えば余分な費用をほぼゼロにして利用できますよ。