レストラン収益を圧迫するフードデリバリーサービス
バンクーバーのレストランはコロナによるロックダウンのため、全て店内営業禁止で閉店または配達、持ち帰りのみのサーピスとなっています。
バンクーバーのレストランは出前の注文に関して、デリバリーサービス会社を利用するレストランが一般的です。メジャーなところでは
- ウーバーイーツ
- スキップザディッシュ
- ドアダッシュ
の3社になります。以前はデリバリーサービス会社を利用していなかった多くのレストランが現在はこの3社を利用しています。
他にフードラという会社もあるのですが、バンクーバーではサービス維持に可能な利益をだせないとのことで5月でサービス終了になります。
多くのレストランにとってはデリバリーサービス会社に払う手数料の負担が高額で重荷になっています。
あるレストランのデリバリー比率は今は50から60% 以前は10から12%程度でした。
またあるレストランは
店の利益はよくて5%。デリバリーサービス会社が売り上げに対して30%の手数料をとる。
配達会社は手数料を下げるために努力すべきだ。
あるタイレストランでは、以前の収入は15%テイクアウト、10−12%がデリバリー、今は50−60%がデリバリーでの残りがテイクアウトです。今の手数料率ならなんとかやっていけるとのこと。このレストランはウーバーイーツには28%もの手数料を払っています。
ドアダッシュが手数料率を半分にしたため、利益率は向上。手数料率は店によって違い、この店の場合は14%。
ドアダッシュはちょうど新規顧客レストランに対して、1ヶ月間の手数料半額キャンペーンをはじめました。通常30%のところ15%です。とりあえずお試しでというスタンスです。
ドアダッシュの発表で
5月末まで手数料を減らすため、100億円を投じた。
28%の手数料をとるウーバーイーツによると、顧客のデリバリー料を無料にすることで、多くの注文を生み出しているとのこと。僕も実際ウーバーイーツのデリバリー料が無料だから引きこもり時代の今よく利用しています。
通常、レストラン営業は店内飲食が90%を占めます。今は80%がデリバリーです。デリバリーサービス会社の手数料は高額であり、レストランは交渉することができないことも辛いところです。