カナダ インフルエンザ ワクチンへの国民の意識の変化が判明

カナダ インフルエンザ ワクチンへの国民の意識の変化

インフルエンザ予防接種

新型コロナパンデミックの収束の見通しがまだ立たないカナダですが、この社会の混乱が人々のインフルエンザのワクチン予防接種に対する心境の変化を引き起こしてるというデータがあります。

もうすぐインフルエンザの季節がやってきます。Pollara Strategic Insightsの調査によると57%のカナダ人がインフルエンザの予防接種を受けると答えています。一方で28%の人が接種をしないと回答しました。

去年の摂取率は45%ですので、今年は新型コロナの影響で人々に怒った心境の変化で大幅に増えたことになります。そしてもともとインフルエンザの予防接種を受けていない26%の人が、今年は接種すると回答しています。

もっと読む:【新型コロナ】カナダ人は皆ワクチンを受けるのか?

その他の回答:

  • 34%:パンデミックによる心境の変化で予防接種を受ける
  • 58%:接種する市内の判断にパンデミックの影響は関係ない
  • 7%:パンデミックの影響で接種しない
  • 54%:ワクチンは予防に効果的だと考える
  • 27%:ワクチンは効果がないと考える
  • 6%:効能よりも害の方が大きいと考える
  • 13%:よくわからない

カナダではインフルエンザワクチン接種が、そのへんのスーパーや薬局で無料で受けられるのですが、この様子ですと今年は予約を取るのが例年より難しくなることでしょう。

すでにインフルエンザシーズンに入った諸外国でもインフルエンザワクチンの需要は大分増えているので、カナダでも同じ現象が怒るだろうとの予測です。

カナダ政府はインフルエンザワクチンの全国民接種を推奨

もともとカナダ政府としてはインフルエンザワクチンは全ての人が受けるべきであるというスタンスですが、健康な大人では3割しか接種していません(基礎疾患のある大人で4割、高齢者で7割弱)。

カナダも日本同様に反ワクチン派が多いですし、いつも無反応な僕のツイッターでもコロナとかワクチンの現地のニュースに対してコメントすると、この時だけはカナダ人から多くの意見が飛んできます笑。

ワクチンは世界最先端の科学です。確かにワクチンが合わない人も少数はいるでしょう。それがわかってる本人だけは受ける必要はありませんが、社会全体としては皆が受けるべきものです!

理由はどうあれ新型コロナ騒ぎのおかげで接種したい人が増えたのはいいことですね!

新型コロナワクチンを皆が接種することが収束への近道

新型コロナワクチンに関しても、WHO(世界保健機構)は皆が受けることが早急な収束に向けて一番重要だと述べています。新型コロナは新規のコロナウイルスですので、人々がワクチンの有効性を信じるまでは年単位でかかるでしょう。

もう世界で治験は始まっているようで、当初の話では来年の夏頃にワクチンができるという見通しでしたが、年明けにでもリリースされて国民に対して接種が開始されればいいですね。

出典:グローバルニュース