バンクーバーで電子スクーター社会は実現するか?

バンクーバーで電車スクーター社会は実現するか?

パーソナルモビリティ

バンクーバー議会が市中でのシェア電子スクーターの導入を検討しています。コロナ騒動の最中、車通勤の代替え手段として気軽に利用できる選択肢となります。

これは数年前日本でも話題になったパーソナルモビリティですね!日本ではその後流行っていないようですが、今後はどうなるのでしょうか。カナダでは複数の都市ですでにこのシェア電子スクーター制度が導入されていて、バンクーバーでもやろうかというのが今の状況です。

タイミング的にもパンデミックが去った後の新しい生活様式の一つで良さそうです。バンクーバーはシェアリングエコノミー社会となっています。自転車、車、ウーバー、エアビー、フードデリバリー、シェアオフィスのウイワークなどに加えて、今度はスクーターです。

シェアリング社会で所有から持たない時代へ

コロナ騒動で人々は公共の交通機関を使うことに抵抗を感じる人が多い中で、電子スクーターはそれに変わるオプションとなる

試験的なサービスとして秋には導入可能であるとの見方を示していますが、それなら実際は来年以降になるでしょう。再来年になるかもしれません笑。バンクーバーなんでも遅いですから。ウーバーも「来る来る詐欺」かと思うくらい、決まってからなかなか来なかったし。

この電子シェアリングスクーターの導入費用はこのサービスを担う民間企業が出すため、バンクーバー市の負担にはならないとのこと。

シェア電子スクーター社会の問題点

スクーターを所定の返却場所に置かず、街中に無造作に乗り捨てが目立つということで、ケベック州のモントリオール市ではこの電子スクーターが廃止になりました。

過去に多くの都市で導入した実績があることから、バンクーバー市はそこから色々学ぶことができるため、安全で責任ある取り組みの元で導入できる

安全性への懸念

  • 利用者はヘルメットを着用するのか
  • 歩道で歩行者と共存できるのか
  • 事故率は自転車の10倍高いデータがある

アメリカポートランドの2020年のレポートでは、

接触事故があっても重大な事案はなく大したことない。また34%の利用者が車から電子スクーターに切り替えた。これは自動車の重大事故の割合を減らすことに大きな貢献していると考えられる。

バンクーバーにはすでにシェア自転車制度があって主にダウンタウンなどの繁華街に駐輪場があります。ただこの所定の場所に返さないで、適当に乗り捨ててある光景は特に見かけませんので、電子スクーターでも同じことで大丈夫かもしれません。

それにITで管理するわけですからルール違反をする人は自動的に特定できるでしょう。それで無法者には罰金を課せばいいわけで、取り締まり社会バンクーバーでは問題ないのではないでしょうか?

出典:CBCニュース