バンクーバー ついに複数の公園での飲酒が可能に!
カナダでは日本と違い公共の場所で酒を飲むことが条例により禁止されています。風紀が乱れるという理由からで、日本のようにどこでも酒が飲めるという文化はないのです。
バンクーバー市でこの夏の間に試験的に行う、公園など公共の場所での飲酒プロジェクトが承認されました!これから酒が飲める場所の選定作業に入ります。
バンクーバーダウンタウンの真ん中にバンクーバーアートギャラリーがあって、その広場でも飲めるようになるだろうとのことです。最近はバンクーバーの北にあるノースバンクーバーや、他近郊の街でも同様のプロジェクトの導入が決定しました。
新型コロナ流行のおかげで公共の場所で飲酒が解禁へ
バンクーバーの公共の場で飲酒が可能になりそうという話は、実は数年前から具体的にあがっては実現には至っていないのですが、今回は新型コロナという大きな生活環境の変化も後押しして実現する流れです!
新型コロナ騒動によって住民は家族や友達との接触を制限された。ステイホームの制限が解除されて、外でソーシャルディスタンスをとって人と会うことは感染リスクを少なくする。(州保健当局)
飲酒可能となる場所の選定基準:
- トイレの有無
- 学校が近くにない
- 交通機関へのアクセス
公共の場所で飲酒プロジェクトの期間は 10月12日までで、酒を飲んでいい時間は11時から21時になる予定です。実際にやってみて問題なければ恒常化されるでしょう。
これから公園にある売店で酒を販売するための手続きや、許認可関係など細部を固めていく段階です。
公共の場での飲酒 反対派の意見
カナダで公共の場所で飲酒が可能になることに対する反対派は当然います。酔っ払いが街中をフラフラ歩く割合が増えることや、そのへんで用を足すことによる風紀の乱れ、缶のポイ捨てなど環境問題にも繋がります。
その指定の公園の全ての場所で酒が飲めるようになるわけではなくて、ビアガーデンのように区画を作ってそのエリアだけという計画もあります。
今でもビーチや公園で違法に酒を飲んでいる人はいる
夏本番のバンクーバー、うだるような暑さの中で週末のビーチは混んでいます。人々が手にとっているドリンクを見るとたまにアルコール飲料を飲んでいる人も見かけます。もちろん違法行為なので、わざわざアルコールの缶を隠すための容器も商品として売られているくらいです。まだ飲酒ルールなど詳細は未定なのですが、解禁されたらもうコソコソ飲む必要はありませんね!