【カナダ移住】日本人移民にとってのデメリット

【カナダ移住】日本人移民にとってのデメリット

移民のデメリット

ぼくはカナダの移民になってよかったと思います。

ただカナダにすむということはメリットだけではなくデメリットも多いです。

そこで日本と比べたカナダのデメリットを紹介します。

地理的な面のデメリット

日本から遠い

日本から一番近い西海岸のバンクーバーは

飛行時間が9-10時間程度です。

さらに日本についてから家までの距離を加算すると、往復で丸2日かかるイメージです。

カナダは年間の有給休暇が2週間なので、毎年帰国するとしたら、

休暇のみですと12日間しか日本に滞在できません。

時差がある

カナダは夏時間と冬時間があります。

バンクーバーはと日本の時差は冬時間で17時間、夏時間で16時間です。

時差ボケが結構きついです。

友達にあえない

日本が遠いので気軽に友達に会えません。

もっと読む:日本で働くのは辛いのでカナダに移住した話

サービス面のデメリット

接客レベル

カナダのサービス業をはじめとした対面サービスはひどいものです。

いいかげんな対応、つながらない電話、やる気のない態度、

面倒なことからうまく逃れようとするテクニック、キレる

など相手が「お客様」という認識はありません。

逆に日本は過剰にいいので、日本とカナダのサービスを足して2で割りたいくらいです。

ただレストランのウエイトレスやウエイターのサービスは、

チップがもらえるという理由で悪くはありません。

コンビニ

日本のコンビニはレベルが高いですが、

カナダは店内の雰囲気が悪く、客層も悪く、変な匂いがします。

サンドイッチなどの食べ物も超まずいです。

店が閉まるのが早い 

一般的な傾向ですが、日本みたいに夜遅くまでやってることはありません。

ショッピングモールも日曜は5時に閉店しますし、祝日はレストランはじめ、ショップ、サービス業も休みが多いです。

アルバータ州はみんな早寝なので居酒屋でも10時に閉まる店があります!

日本のテレビ

テレビを見たい人、日本のテレビは「TVジャパン」という日本人向けチャンネルがあるのみです。

日本の様々な局の番組を一つのチャンネルにまとめたので、テレビサーフィンしてる人は物足りないかも。

金銭面のデメリット

チップ

レストランで食事をした場合15%のチップを加算するのが礼儀です。

もちろんサービスが悪ければ払う必要はありません。

日本食レストラン

寿司屋をはじめとした日本食レストラン、

日本と比較すると値段、質、原材料の豊富さという点で大幅に劣ることは否めません。

日本が100点満点だとするとバンクーバーが80点、アルバータ州が60点といったところです。

これはあくまで平均なので、日本と同等レベルの店もたくさんありますよ。

僕は仕事で日本食レストランに1000件は訪問しましたので、その肌感覚で断言できます。

日本食品

スーパーで日本食材を購入する際も、値段は高くて種類が比較的少ないです。

日系のスーパーなら日本と全く同じ商品もそれなりにあります。

家賃

バンクーバーの1ベッドのアパートを契約する場合の平均家賃は18万円程度です。

東京都心の一等地レベルでしょうか?

ちょっと近郊の街に出れば10万円くらいで借りられます。

通勤交通費がでない

カナダは一般的に交通費がでませんが、一部で支給される会社もあります。

ボーナスがない

カナダにはボーナスという概念がないため、あっても日本の様に数カ月分とかはありません。

もっと読む:カナダが移民にとって素晴らしい国である理由

生活面のデメリット

子供を一人にできない

子供を家や車内に残すことは違法

留守番や一人で外出させることも禁止です。

もし夫婦共働きの場合は保育所に預けるとかベビーシッターを頼むなりするため、

それで一人分の稼ぎが全部飛ぶなんて話もよく聞きます。

寒い

カナダの冬は全体的に寒いです。温暖と言われるバンクーバーで東京並み。

それ以外は通常マイナス20度とかの地域が多いです。

冬が長く11月から3月はかなり冷えます。

工事(渋滞)が多い

バンクーバーはただでさえ渋滞の街なのに、

いつもあちらこちらで工事をしているので、ストレスになります。

でもバンクーバーは公共の交通機関が発達していて更に拡張中なので、

はっきり言って車は必要ありません。

したがって駐車場を探すのも大変で、

地下パーキングとかビル内になると面倒ですよね。

クレジットスコア

カナダ人は皆、信頼できる第三者の信用機調査関の格付けによって点数を付けられることが可能です。

クレジットスコアが必要なケースは、アパート契約の際など。

スコアが低い=信用できないため入居を断られる場合があります。

またちゃんとしたところだと入居の際に年収証明を求められるため、

無職なら入居を断られる場合があります。

大麻

大麻が合法のカナダなので、そのの匂いをかぐことが多いです。

逆に大麻を使用したくても、日本人移民がカナダで大麻を所持することは日本同様に違法です。

公衆トイレがない

公共の場所でトイレを探すのが大変です。

駅にはありませんし、コンビニやショップなどは客に貸してくれないことが多いです。

カフェの客用のトイレに鍵がかかっている

スタバなどのカフェでトイレに鍵がかかっていることがあって、

客が使用したい場合には店員から鍵をもらわなければいけない店があります。

とくに繁華街ほどそういう傾向です。

そのときに店員が忙しそうで声がかけづらかったり、

このコミュニケーションが超面倒です。

正月気分がない

クリスマス、ハロウィン、サンクスギビングなどのイベントと比べて、正月は盛りあがりません。

元旦のみ祝日で2日から通常の日々です。

永住権の更新

5年に一度、永住権の更新手続きがあって、多くの書類に記入が必要です。

注意点としては、住所や職歴が変わった場合と、海外渡航歴がある場合はこまめに詳細は控えていなければいけません。

もっと読む:カナダに移民の労働力が将来に渡って必要な理由

医療面のデメリット

定期健康診断や人間ドッグがない

カナダでは希望者が自主的に受けに行く感じで、

毎年会社がやってくれることはありません。

その内容は身長、体重、血圧、血液検査程度です。

病院

医療費が無料のカナダですが、

専門医に会うのが大変で手術が必要でも数ヶ月待たされます。

それが待ちきれなくて、わざわざ帰国して手術を受ける人もいます。

救急車は有料

保険に入っていない限り1000ドル(8万円)くらいかかります。

会社で働いていれば、会社の社会保険に一般的には含まれています。

雇用面でのデメリット

リファレンスチェック

就職やアパートの契約の際には、

過去の雇用主や大家などあなたのことを知っているひとの情報を求められます。

雇用主や大家はあなたがリストアップした人に電話をして、

あなたを採用して大丈夫かを確かめるため簡単な聞き取りを行います。

どんなにブラック会社に勤めていても、

後で元雇用主にリファレンスをお願いできる関係でやめるのが理想です。

解雇

解雇は日常茶飯事

雇用主は2週間分の退職金を払って即解雇できます。

解雇になる人は金曜の午後に呼ばれることが多いです笑

それで該当者は同僚に挨拶もなく、空気のようにスッと会社から消えます。

まとめ

いかがでしたか。

カナダ移民になるということはメリットとデメリットの

両方を受け入れなければいけないのでいいとこ取りはできません。

ぼくにとってはデメリットよりメリットのほうがずっと大きいのです。

それにカナダは世界最高の国1位(2021年)にランキングされています。

価値観は人それぞれでカナダが住むのにいい国かどうかは人によりますね:)

もっと読む:カナダ 2020年世界最高の国ランキング2位!