【新型コロナ】客は店舗入店時の検温を拒否できるか?

【新型コロナ】客は店舗入店時の検温を拒否できるか?

コロナ体温チェック

カナダでは経済活動再開に伴ってサービス業など様々な業態がオープンして、街は活気を取り戻しています。時々、店では客が入店の際に、感染拡大予防策として検温をしています。アジア系スーパー大手のT&Tスーパーマーケットでは検温だけでなくて、マスク着用を義務付けています。マスクがない人は$1で購入しなければなりません。

37.5度の熱があったら飛行機に搭乗できない

飛行機に搭乗する際にも検温がなされていて、熱がある人は搭乗できません。熱があった場合は、また14日以降に予約し直さなければなりません。複数の専門家はこの検温ツールによる検温の効果に異を唱えています。カナダ保健大臣もこの検温システムは推奨はしていません。

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新型コロナウイルスを理解すればするほど、検温は有効ではないことがわかる。無症状の人や症状が出る前の人が多ければ多いほど有効性は下がる。この検温ツールには多くの制限があり、正確性も高くはない。

誤判定により、誤った判断がなされることに関して警鐘を鳴らしています。ツールによる検温は新型コロナを発見するツールとしては有効ではないとされています。

体温はコロナとは関係なく上がる。検温の直前の活動の状態など、例えばゲートまで走ってきたら体温は上がるなど。コロナ感染拡大予防目的の検温は数ある実施項目の一つで検温だけしても有効性は低いとのことです。

新型コロナは多くの人が無症状ですから、検温ツールで発見はできないのです。だったらやめましょうよと思うのですが、効果は2の次、とりあえず対策してるアピールをすることが企業側からすれば大事なんですね。

店舗は高熱を理由に入店を拒否できるか?

店舗は高熱を理由に入店を拒否することは正当です。店舗は従業員に対して健康状態の確認、検温など安全な労働環境を提供しなければなりません。

客は検温を拒否できるか?

客も検温を拒否する権利があります。その代わり店はその客の入店を拒否する権利があります。同様に店内の安全な環境を保つ義務があります。

出典:グローバルニュース

カナダ人はマスクが嫌い?

バンクーバーでは人混みや公共の交通機関に乗る際にはマスクの着用を推奨されています(8月24日から義務化)。今までマスク着用率は1−2割程度でしたが、義務化がアナウンスされてからの移行期間中に7割程度マスクするようになっています。まあマスクをしなくても3密を満たさなければ感染しませんし、もともとマスクをする文化がないものですから、みんなマスクとか抵抗あると思いますよ。

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ビフォーコロナの欧米では、日本人と違いマスクをしている人は稀で何か重篤な病気を患っている、危ない人という認識もあるくらいですから。世界で新しい生活様式が導入されることによって街の風景も変わることでしょう。

検温とマスクを義務化していたT&Tスーパーマーケットも、僕が通っている近所の店では最近そのチェックポイントがなくなりました。新型コロナが無害なのがわかって、無駄なことをやめたのかもしれませんね。

これからカナダでは第2波が来るかもしれませんが、コロナは怖くないことはデータが証明してますから、インフルエンザのように共存していきましょう!

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