【新型コロナ】カナダ人は皆ワクチンを受けるのか?
新型コロナのワクチンの開発が進んでいて、来年には実用化されるだろうと言われています。カナダではこれまで12万6千人が感染しています。ではワクチンが開発されたらカナダではどれくらいの人が摂取するのでしょうか?
カナダ統計局の調査では多くの人がワクチンを摂取すると回答している一方で、10%以上の人がワクチンを摂取しないと答えています。
本記事のグローバルニュースのアンケートではなんと40%以上の人がワクチンを受けないと答えています。
反ワクチン派の言い分はこうです。
- 安全性
- 副反応
- そもそもワクチンを信じていない
カナダ公衆衛生当局はこれらの反ワクチン派がワクチンの承認プロセスについて、正しい情報を得ているかを確認するためにより多くの情報が必要だと述べています。
カナダ インフルエンザワクチンの接種率は
カナダのインフルエンザワクチンの接種率はどうでしょうか?
健康な大人で3割、持病のある大人が4割、高齢者は7割近くです。カナダ政府としてはワクチン接種を推奨していますが、たったこれだけしかインフルエンザワクチンを受けていません。
無料で受けられるにも関わらず。。。
ということは新型コロナワクチンでも接種率は同程度の数字になるのではないでしょうか?カナダでは平均年3500人ほどインフルエンザで亡くなっています。これは日本と同数程度です。
皆がワクチンを受ければ死亡率を大幅に減らすことができるのは科学が証明済みです。日本では1994年にインフルエンザワクチンの学校での集団接種を廃止してから、それまで少なかった死亡者数が大幅に増えています(厚生労働省統計)。
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反ワクチン派の存在が医学の進歩を妨げる
悲しいかな、ワクチンを否定する人は理屈ではなく感情ですから、たちの悪い宗教に洗脳されたようなもので、何を言っても無駄でしょう。新型コロナを闇雲に怖がる人と同じ思考ですね!
WHO(世界保健機構)も「反ワクチン派が医学の進歩を妨げる」と警鐘を鳴らしています。
ツイッターやフェイスブックなどSNSプラットフォームも似非科学の健康情報を削除しています。世には科学を否定してウソ科学を信じる人がとても多いのです。人類の叡智の結晶を否定する反ワクチン派の一定数もその類だと想像します。
【新型コロナ 】「怖い」のウソを説明 日本とカナダまとめ(7月)
新型コロナの本質はインフォデミック?!
新型コロナ騒ぎの初期の頃にWHOの事務局長がパンデミックはインフォデミックと発言していました。
この言葉はほとんどメディアに取り上げられませんでしたが、インフォデミックとはSNSなどのソーシャルメディアの拡散によって必要以上の騒ぎを引き起こしたというのがWHO発言の趣旨です。
世界的にみて新型コロナの死者数とインフルエンザの死者数は同程度ですが、2009年の新型インフルエンザの時はSNSがなかったので、こんな大騒ぎにはなりませんでした。
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新型コロナに勝利したバンクーバー
バンクーバーでは州の保健当局が優秀で、ところどころでクラスターが発生してはいますが、コロナは実質沈静化しています。
最近は公共の交通期間を含む様々な場所でマスク義務化になってますし、感染予防策を守らない施設に対しても罰金を課して取り締まりを強化しています。市としては感染予防策を厳格に施した上で、普通の生活・経済活動を行う努力をしています。
冬に第2波が来たとしても落ち着いて、通常通りの生活が継続できるでしょう。そしてワクチンができたら新型コロナは無くなりませんが、新型コロナ騒動は終息します。