【新型コロナ】BC州の感染者が少ない理由は適切な初動対応

【新型コロナ】BC州の感染者が少ない理由は適切な初動対応

新型コロナ

新型コロナの10万人あたりの感染者数

ブリティッシュコロンビア州  55
オンタリオ州        226
ケベック州            641

モントリオール、トロント、バンクーバーなど、カナダの大都市のある3州ではブリティッシュコロンビア州の感染者が極めて少ないことがわかります。

カナダ国内でケベック州での流行発生が一番早く、3月の制限が課せられる前に多くのカナダ人が海外から戻ってたことが原因と言われています。ケベック州への帰国者はアジアの国からではなく、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ国内からの流入です。

ブリティッシュコロンビア州はもともとアジアと強い結びつきがあり、連携を取りながら初動においてのテストや追跡体制が万全でした。

またケベック州では感染源の高齢者施設の職員が複数の施設を往来することを許可されてましたが、ブリティッシュコロンビア州は3月にこれを禁止していたことが感染国大に歯止めがかかったと言えます。

ケベック州についで感染者の多いオンタリオ州は、医療システムが複雑で効率よく機能していない状況です。州、高齢者施設、保健所など様々な統括機関から別々に指示が来て現場が混乱しています。

保健機関の役割と権限が州によって様々で異なっておりますが、ブリティッシュコロンビア州は窓口は保健機関に一本化されています。レポートの発表や、政府や州民に対して公式発表、行動に関して命令するする権限があります。

毎日、ブリティッシュコロンビア州の保健機関のスポークスマンが発表やアドバイスを行っております。日本同様「今日の新規感染者は何人、死者は何人」などの発表をニュースメディアがいまだに毎日報じています。新規感染者以上の人数がひっそりと退院しているのですが、なぜかそれが報道されないのは日本と一緒ですね。

カナダの感染状況も沈静化に向かっている最中ですが、日本同様第2波に備えています。といっても新型コロナは高齢者以外の人にとってはただの風邪ですから、ソーシャルディスタンスを取れない場所でのマスク着用とか、適切に行動すれば大丈夫です。


出典:グローバルニュース