【新型コロナ】従業員は職場の安全性を理由に出社拒否できるか?

【新型コロナ】従業員は職場の安全性を理由に出社拒否できるか?

新型コロナ 出勤

コロナ騒動の影響で長らくロックダウンしていたバンクーバーですが、最近は経済活動が再開途上で街も賑やかになっています。

オフィスも再開されてきて、そこで働く社員も出勤を再開しています。ただ多くの人がこの新型コロナの蔓延にナーバスになっていて、従業員は出社拒否できるかと言うことが話題になっています。

ある会社の例:

  • オフィスは2メートルのソーシャルディスタンスを保てる状態に再設計
  • 会議室や共有スペースも限られた人数で利用
  • マスクや消毒液も用意
  • 一度にオフィスに来る人は3−4人まで
  • 各自、週に1、2回の出勤にとどまる

別の会社は寛大でワクチンができるまでは100%在宅勤務を認めるところもあります。

従業員が出社拒否できる条件

一般的に従業員が出社拒否できるかは人によって異なる

法的には従業員が危険だと感じたら出社拒否できることになっているが、それが合理的だと認められるケースは少ないのです。

従業員が法的に拒否権を行使することを証明するのは現実的に難しい

例えば工場のラインで働いている人が、コロナ前と同様に前にも隣にも人がいてソーシャルディスタンスが取れていない状況で、それを会社が改善しないなら出社拒否は可能ということです。

雇用主が職場環境にコロナ予防策を施している限りは従業員は出社拒否はできない

小さな子供を保育施設(チャイルドケア)に預ける場合

職場が安全対策が施されていて安全でも、チャイルドケア施設が安全ではないと感じたら、従業員は出社拒否を正当化する理由になります。ただしチャイルドケア施設がコロナ感染予防策をしっかりと施しているのであれば、出社拒否は認められない。

政府が定める適切な感染予防策のガイドライン、その線引きが結構曖昧な部分があって、人によって理解が異なり混乱を招いている状態です。多くのケースで従業員が出社拒否が正当だと思っているケースが実際は正当化されない状況です。

職場の安全性を不安に思ったら雇用主と相談

多くのカナダ人もこの新型コロナに関する怖がり方は、日本人同様でナーバスになっています。大事なことは不安に思ったら雇用主と話し合うことが大事です。一方的に職場放棄することは仕事を失うことに繋がります。

出典:グローバルニュース


世界的な新型コロナの収束がまだ見えない状況で経済活動のどのような流れで回復していくのでしょうか?普通にモラルのある職場であれば3密対策をしているので、感染リスクはほぼゼロですから、闇雲に怖がらないでみんな普通に日常を過ごすのがいいと思います。。。