カナダバンクーバーで食べられるマグロ(ツナ)の種類
カナダバンクーバー近海ではマグロ漁が行われています。
バンクーバーでいうマグロは赤いマグロではなくビンチョウマグロのことを言います。
カナダシーフード業界で10年働くぼくが、バンクーバーにおけるマグロ事情について話します。
寿司屋でマグロを頼むときに気をつけること
日本の感覚ではマグロというと赤マグロのことですよね。
ここバンクーバーではマグロのことを英語でツナと言います。
そしてそれはビンチョウマグロの意味です。
写真の右側の白っぽいのがビンチョウマグロです。
バンクーバー近海では毎年7月から10月の間にその年のビンチョウマグロ漁が行われます。
もし寿司屋で赤いマグロが食べたければ
アヒツナまたはレッドツナなどといわなければわかりません。
赤マグロの種類
バンクーバーで食べられる赤マグロには以下の3種類があります。
アヒツナ(キハダマグロ)
ビッグアイツナ(メバチマグロ)
ブルーフィンツナ(本マグロ)
赤いマグロは日本から輸入しているか、海外からの天然または養殖ものがあります。
いずれにしても100%輸入物ですので、
旅行でバンクーバーに来ている人があえて赤マグロを食べる価値はありませんね。
キハダマグロの冷凍ものが変色しない理由
赤いマグロの中で最も流通量が多くて、
一番安いキハダマグロはサクの状態で小分けにされて販売される冷凍商品が一般的です。
通常マグロは解凍して数日で変色が始まるのですが、
このサクと呼ばれる商品は1ヶ月たっても色が変化しません。
赤身にガスかけなど化学的な処置を施すことにより、
いつまでたっても鮮やかな赤のままなのです。
品質が落ちても見た目わからないから怖いですよね!
バンクーバー産ビンチョウマグロは供給不足
近年はバンクーバー産ビンチョウマグロの供給が不足しています。
理由は
1)世界的にビンチョウマグロを食べる人が増えたこと
2)近年の不漁
魚卸業者でも必要な年間ボリュームを確保できないというのが近年の状況です。
そこで業者は外国から安いビンチョウマグロを輸入します。
調達先は様々でアジアの国であったり、ヨーロッパからだったりもします。
いずれにしてもバンクーバー産より美味しくはなくて、値段も割安になります。
バンクーバー産のビンチョウマグロはアブラの乗りがいいです!
外国産は味気ない味のものが多いですが、その中では台湾産は一応美味しいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
バンクーバーにおけるマグロの違いがおわかりいただけたと思います。
旅行者にはやはり地元の海でとれるビンチョウマグロがおすすめです!
キハダマグロならバンクーバー産ビンチョウマグロのほうが好きという人が多いです。
価格的には一貫で$2程度(200円)です。
赤いマグロはコスパ最悪なので、日本に帰ってから存分に食べましょう!