カナダのメジャープロスポーツ NHLアイスホッケー
カナダのメジャープロスポーツで一番に人気なのはNHLアイスホッケーです。カナダには北米4大メジャースポーツのうち、アメフト(NFL)を除いた、大リーグ(MLB)、バスケ(NBA)、アイスホッケー(NHL)があります。
NHLアイスホッケーは国内に7チームあります(アメリカには24チーム)。
バンクーバー カナックス
トロント メープルリーフス
モントリオール カナディアンズ
オタワ セネターズ
エドモントン オイラーズ
カルガリー フレームス
ウィニペグ ジェッツ
カナダの国技でもあるアイスホッケーは日本人にとっての野球と同じです。
試合の当日には夕方からユニフォームを来たファンが街で散見されるようになり、パブには多くのユニフォームを着たファンが集まって観戦するため、逆に日本食レストランは閑古鳥がなく状態です。
僕が住んでいるバンクーバーのチーム、カナックスは今年誕生50周年なります。過去3度スタンレーカップファイナル(野球でいうワールドシリーズ)に出場して全て敗北しています。
前回のファイナル進出は2011年、全てホームチームの勝利で迎えた内弁慶シリーズの最終戦、ここバンクーバーの試合で初めてホームチームが敗北を喫し、街では暴動が起きました。
カナダのチームが最後にNHLチャンピオンになったのが、なんと27年前の1993年モントリオールカナディアンズまで遡ります。
国籍でチームを分けるナショナルチームだとカナダが世界一なのですが、カナダ人の優秀な選手が皆アメリカのチームに行ってしまうため、NHLではなかなか勝てない状況が続いています。
試合会場のチケット価格設定も対戦相手によって大きく変わるダイナミックプライシングが、北米プロスポーツの値付けになります。日本も最近は多少ダイナミックプライシングが採用されて来ましたが、カナダでは人気カードと不人気カードでは同じ座席でも定価で3倍の価格差がつきます。
近年低迷しているカナックスはチケットの相場も下がっており、転売市場で定価以下で購入することができます。不人気カードで一番安い席で$40ドル程度、一番高い席だと数百ドルです。
観戦に行く際の注意点:大きなバックやリュックサック、ドリンク類を持ち込むことはできない
NHLは31チームあって半数がプレイオフに駒を進めます。プレイオフになるとチケットの値段が数倍にも値上がりします。日本でいうチケットぴあのような正規の窓口ではほぼ購入出来ないので、どうしても生で観戦したければ転売市場で購入することになります。
北米プロスポーツは転売市場が整備されているので、転売=悪という考えはありません。価格は需要と供給で決まりますので、前回カナックスがスタンレーカップファイナルに進んだ際は、僕は第2戦を観戦したのですが最安値のチケットで$800でした。
今年はカナックスがひさびさ5年ぶりにプレイオフに行けそうで楽しみにしていたのですが、新型コロナ騒動で中断。リーグ戦が再開しても無観客試合となるため、残念ながらバンクーバーっ子も会場で見ることができなくなりました。ワクチンができるまでは会場で観戦することはできないと言われています。普段会場で観戦するバンクーバーのホッケーファンの失望は大きいです。