カナダのアトランティックサーモンは刺身で食べられるか
カナダバンクーバー名物のアトランティックサーモンはバンクーバーで養殖しています。
カナダにいる日本人の間でもアトランティックサーモンは冷凍せずに刺身で食べられるかということが
ときどき話題になります。答えは冷凍しないで刺身で食べて大丈夫です。
この記事を読めば、スーパーで売ってるアトランティックサーモンをそのまま刺身で食べてよい理由が理解できます。
もっと読む:バンクーバーのサーモンがすべて冷凍ものになった理由
サーモンは冷凍しないで刺身で食べて大丈夫!
ぼくは10年以上カナダで食品卸の会社に勤めていて、
バンクーバー名物アトランティックサーモンも長年扱っていました。
そのサーモンの取り扱いに関してプロフェッショナルであるぼくが回答します。
カナダで最も一般的なアトランティックサーモンとはバンクーバー諸島の複数ある
養殖場から週に3回出荷されています。
日本食レストランには必ずあります。
バンクーバーを訪れたらぜひ食べて欲しい名物料理を一つ挙げるとしたら、
アトランティックサーモンです。
コストコなどスーパーで売っているアトランティックサーモン
の切り身はそのまま刺身で食べても大丈夫です。
もし気になる人は冷凍すればいいです。
天然のサーモンは要冷凍
バンクーバーのあるBC州は天然のサーモンも豊富に捕れます。
天然のサーモンは寄生虫がいるので、冷凍しなければいけません!
天然のサーモンで一般的なものは日本でいう紅鮭です。
サーモンの王様はキングサーモン
アトランティックサーモンよりさらに大きいキングサーモンもバンクーバー名物です。
キングサーモンも養殖と天然があって、
養殖であれば冷凍しないで刺身でたべても大丈夫です。
脂身が多くて高級感のあるトロサーモン
魚のサイズや値段もアトランティックサーモンとくらべて2倍は違います。
アトランティックサーモンにもトロの部分は多くあるのですが、
キングサーモンは更に高級品で限られたレストランにしかありません。
別名シヌックサーモンとかスプリングサーモンとも呼ばれます。
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毎年恒例 養殖場で病気が発生
バンクーバー諸島にある複数のサーモンの養殖場はなぜか毎年、
どこかで病気が発生して短期間、そこからは一切サーモンが出荷されない時期があります。
サーモンの出荷価格は毎週同じか少し変わるのですが、
このときだけは需要が供給を上回るため価格が高騰します。
2級品のサーモンは刺身ではNG
サーモンは日本食レストランだけではなく、西洋系のレストランにも出荷されます。
日本食レストランのサーモンは刺身用のため1級品です。
グリルが基本の西洋レストランでは2級品でも利用できますが、
日本食レストランでは使用できません。
よって日本食レストランで取り扱うアトランティックサーモンはこの一級品のみ
高級店もファストフードもスーパーの寿司もサーモンの原料は同じです。
まあ切り方、管理方法、鮮度で味の差はでますけどね、魚自体は全く同じものです。
日本食レストランでは刺身で食べるわけですから、
食べ放題でもそんな悪い品質のものは出てきませんので、
安い店でたべても大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?まとめると、
スーパーで売ってるアトランティックサーモンには、
寄生虫がいませんので、冷凍しないで刺身で食べて大丈夫です。
ただし冷凍すると風味と食感が落ちます。
刺身はカナダでも高級品ですから、
一番安く美味しく食べる方法はコストコなどのスーパーで
見た目がきれいな半身を買って、
その日のうちに家で切って食べるのが一番ですね。
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