解雇規制がないカナダ就職 簡単にクビになります!
世界トップクラスの住みやすい国カナダは働きやすさも日本とは雲泥の差です。
人間関係がフラットで風通しがよく、ストレスフリー、有給消化率100%、一般的にブラック企業もありません。
そんなカナダで働く、ひとつだけ欠点があります。
カナダ社会では解雇がよくある
ぼくはカナダで7回転職しました。
この記事を読めばカナダではどのような形で解雇が実現されるか、そして解雇リスクを減らす方法が理解できます。
カナダ系企業では解雇は日常茶飯事
日本は解雇規制が強くダメな社員でも解雇できませんが、
カナダ系企業ではまず仕事ができない人は問題外ですぐに解雇されます。
仕事ぶりが問題なくてもカナダ系企業は合併や縮小が日常茶飯事で常に解雇のリスクはあります。
日系企業はカナダ系企業のような大規模なリストラはありませんので、
解雇のリスクを減らしたければ、日系企業に就職することをおすすめします。
ぼくの解雇体験
ぼくはいままでカナダ系企業で2度解雇されましたが、
1回目は支店閉鎖に伴う全従業員解雇、2回目は部署閉鎖による全従業員解雇でした。
2回目は部署閉鎖ということは社内に周知されてなかったので、
毎月一人づつ金曜の午後に支店長室に呼ばれて人が減っていきました。
クビ通告は金曜日の午後
仕事ができなくてクビになる場合は、
金曜日の午後に別室に呼ばれて退職金として2週間分の給料と引き換えに即解雇
クビになった人は同僚に挨拶もなくふっといなくなります。
(勤務年数に応じて長年勤務の人は最大8週間貰える)
カナダはこのようなドライな世界です。
クビになった場合は給料の55%程度の失業保険が数ヶ月もらえます。
ぼくの場合は6か月から10か月程度もらってました。
クビ回避 実は人間関係が大事
カナダは実力社会ですが単純にそれだけでは測れない面があります。
それは「評判」です。
評価は数字ですからわかりやすいですよね。
営業だったらいくら売っているか、利益率はいくらかということです。
感情的な部分
理由はどうあれ、たとえ上司の仕事がダメで自分が被害を受けても、
それを指摘して上司が逆ギレして嫌われたらあなたはおしまいです。
逆に自分の仕事はイマイチでもあなたがいい人で周りから好かれていれば、
ミスをしても上司がかばってくれることがあるのですよ。
新型コロナのから騒ぎをみてもわかるように、世間は理屈ではなく感情で動いているのですよ。
まとめ
いかがでしたか?
カナダ社会、特にカナダ系企業において日本のように雇用の安定は存在しないことがおわかりいただけたと思います。
ぼくはカナダ系企業最大手と中小企業の両方で勤務した経験があります。
カナダ系企業は日系企業より待遇が良いですし、
カナダ社会そのものを感じることができる貴重な経験ですから、
一度はカナダ系企業に飛び込んでみるのもいいと思いますよ。
カナダは年齢や転職経験豊富なことがマイナスポイントにはなりませんから。
それはぼくのカナダ10年の経験から断言できます。