カナダ カルガリーの魅力 教えます!
僕はアルバータ州のカルガリーに7年ほど住んでいました。バンクーバーより住みやすいと思うので、その特徴を説明します。
カルガリーはバンクーバーから車で11時間の内陸(飛行器で1時間半)にあるカナダ第5の都市で日本への直行便もある国際都市です。
世界最大のアウトドアショー、カルガリースタンピードというロデオの祭典は、普段は地元民しかいないカルガリーも、この10日間は世界中からの訪問者で溢れ、カウボーイハットを被って昼間から多くの人がパブで酒を飲んでいて賑やかな雰囲気です。
バンクーバーとの比較 カルガリーに住むメリット
- ガソリンが4割は安い
カナダ産原油の約80%を産出するアルバータ州は世界でも有数のオイルサンドがあり、オイルやガスがメインの産業です。車を所有するのであれば大幅にガソリン代が節約できます。 - 車の保険が大幅に安い
バンクーバーは車の保険会社が1社しかありませんが、カルガリーの場合は多くの会社の中から選ぶことができますし金額も安いです。 - 家賃がバンクーバーの半額
バンクーバの1ベッドの家賃相場は$2000ドル以上ですが、カルガリーであれば半額程度で賃貸可能です。 - 冬は毎日快晴で雨が降らない
バンクーバーの冬は雨が多いですが、カルガリーの冬は雨がないので傘を持ち歩く必要がありません。 - 消費税が一律5%
バンクーバーは消費税12%です。この差は大きいですね。またバンクーバーの酒の税率は15%ですが、カルガリーでは酒も5%なので最高です! - 街中の駐車場が安い
バンクーバーは路駐でも1時間8ドルとかしますが、カルガリーは何割かは安いイメージです。 - 人が親切
バンクーバーよりは全然田舎なので比較的いい人が多かったです。日本でも東京と東北に住んだことありますが、田舎の方がいい人が多いのと同様ですね! - バンフがまで1時間半で行ける
世界遺産のバンフ国立公園まで日帰りで気軽にいけます。自然派、アウトドア派の人にとっておすすめです。 - 日本人が少ない
日本人はバンクーバーやトロントの都会に集中しているので、英語の勉強で来る人には日本人と出会う機会が少なくお薦めです。 - 給与水準がバンクーバーと同等
カルガリーとバンクーバーで就職活動しましたが、地方都市だから安いというのは感じませんでした。 - 夏の日が暮れるのが遅い
バンクーバーは夜10時に真っ暗になりますが、カルガリーは11時です。1時間長く明るさを楽しめます!
バンクーバーとの比較 カルガリーに住むデメリット
- 冬が寒い
冬はマイナス20度が日常で、時々マイナス30度になります。 - 雪国
冬は雪が積もる日が多く、皆天気予報を気にしています。 - 除雪が大変
一軒家に住んでいる人にとってはこれは大仕事です。朝の通勤前にしないと近所の人が市役所に通報したりします。雪かきをしたくなければ一軒家以外に住んでください。 - 車のタイヤ交換が面倒
年に2回タイヤ交換をする人が多いです。これが面倒だったりします。 - 雪の日の出勤が大変
朝通勤で車に乗るのに、車に積もった雪を取り除く作業が大仕事です。また大雪の日は道も渋滞しています。
車が雪にハマって出られないこともありました。冬の道路状況は最悪なのでカルガリーは四駆が多いです。 - 日本への直行便が夏のみ
以前は年中直行便があったのですが、今は夏季以外はなくなりました。バンクーバー経由で帰るのが一般的です。 - 日本食レストランのレベルが低い
もちろんいい店も色々ありますが、平均化するとレベルは一段落ちます。値段もバンクーバーより割高で、特にラーメンは4割くらい高いです。ラーメンのレベルは平均化すると2段階は落ちます。 - 日系のスーパーがない
中国系や韓国系のスーパーに日本の食材や日本からの輸入物はある程度ありますが、なんでも手に入る訳ではありません。日本の弁当はカルガリーのスーパーにはありません。 - 日本人との出会いが少ない
日本人と多く出会いたい人にはおすすめしません。特にワーキングホリデーの人は少ないですね。
以上長年経験した者としての感想です。カルガリーに住んでいる人は、バンクーバーは遊びに行くところで、住むところではないと言う人がいます。僕も同感です。なので将来また縁があればカルガリーに戻ってもいいと思っているんですよ笑