ノースバンクーバー 公共の場所で飲酒解禁
ノースバンクーバーでこの夏、ついに公共の場所で酒が飲めることになりました。一部の公園や市街地の一部のエリア指定になります。10月15日までの期間限定で実験的な試みになります。やってみて問題なければ今後ずっと続くでしょう。ちなみにバンクーバーではこの案が今回は否決されてしまいました。
BC州では19歳から合法的に酒が飲めることになります。隣のアルバータ州では18歳からです。
コロナ騒動のおかげでカナダでも今後新しい生活様式が生まれますが、このノースバンクーバーの取り組みもその一つです。
ノースバンクーバーでアルコールが飲めるようになる場所は
- Waterfront Park
- Victoria Park West
- Mahon Park
- Grand Boulevard
- Ray Perrault Park
- Kings Mill Walk Park
- Parts of Lonsdale Avenue, in conjunction with a patios and street reallocation plan
- Shipbuilders Square
- Cates Deck
- 14th Street Civic Plaza
飲酒可能時間は11時から21までの間で、子供の遊び場や施設からは20メートル離れることが決められています。
日本とカナダ 飲酒文化の違い
カナダではケベック州を除き公共の場所で飲酒が禁じられています。違反者には罰金が科せられます。その金額は州によって様々でバンクーバーは$230とのこと。
コロナ騒動のロックダウンでレストランはテイクアウトの営業のみ許されていました。で、今まで禁じられていたアルコールのテイクアウトも暫定的にOKになっています。コロナが鎮静化してもアルコール類の持ち帰りが恒常的に許可しようかどうかという話も持ち上がっています。
ロックダウンの間、レストラン持ち帰りの弁当は、公園やビーチなど公共の場所で食べる人の姿が目立ちました。アルコールも持ち帰り可能でも公園での食事と一緒に飲むことができないのはおかしいという流れになるわけです。
ビーチや公園で飲酒解禁か?という話は近年のバンクーバーでトピックになってます。公園やビーチの全体ではなく一部のエリアを、アルコールが飲める場所として指定するというものです。イメージ的にはビアガーデンのような感じでしょうか。今のところ話題先行で実現はしていません。
実際にビーチや公園を歩くと、酒を飲んでいる人をたまに見かけます。これは違法なので罰金を課せられる状況ですが、実際警察がどこまで取り締まりをしているのかはわかりません。
なぜカナダでは公共の場で酒が飲めないかというと、単純に社会秩序、風紀が乱れるからです。街に酔っ払いがフラフラ歩いてたり、道路にビールの空き缶が散乱していたり、男がその辺で用をたしてたらよくないですよね。
カナダ人が日本に来たら24時間飲み屋がやっていて、酔っ払いが街中を歩いていて、いつでもどこでも酒が飲める飲んべえ文化を見たら異様に見えると思います。
カナダのパブやバーなどの飲み屋の営業時間は遅くて2時までです。それでも平日はだいたい深夜12時には閉まります。金曜と土曜のみ2時まで営業している場合が多いです。
カナダでは飲食店で未成年に酒を提供しません。若者は皆IDを見せて、店員もしっかり生年月日を確認します。あまり若く見えない人でもIDを見せています。日本人は若く見えるため、僕もカナダに来た時はIDを見せろとよく言われていましたが、最近はもう言われなくなってしまいました。
あと1人で飲みに行く場合はピッチャーでビールを頼んでも拒否されることが多いです。ピッチャーはグラスで4杯分なのですが、グラスで注文する分には4杯以上、何杯飲んでもそれはOKなのです。
あまり酔ってるとオーダーストップがかけられますので、カナダでは泥酔してる人は飲み屋といえどもあまり見かけませんね。
飲酒に関しては日本と比較して不自由な国カナダになります。