【新型コロナ】給付金終了 新たな補償(失業保険)を創設!
カナダでは新型コロナによって職を失った人に対して毎月2000ドルの給付金を6ヶ月間に渡って支給中で、850万人もの人がこの恩恵を受けました。
その有効期限が近づいてきたところで、さらに1ヶ月延長してくれることになりました。太っ腹な国カナダです。この時点で合計7ヶ月、日本円にして120万円弱になります。
カナダの経済は徐々に回復傾向にありますが、それでもまだ多くの人が失業中でサポートを必要としています。そこでカナダ政府としては経済的援助を延長することにしました。
これだけにとどまりません。この7ヶ月の給付金が終了したら、今後は新たに失業保険に切り替わって、その後も継続的に給付が受けられることになります。
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新たに創設される給付金制度概要
今の7ヶ月間にも及ぶ新型コロナ給付金制度が終わった後は、ギグワーカー、契約、日雇いなど失業保険の資格がない人も新たに創設される失業保険制度として半年ほどもらえるようになります。その数は40万人も登ります。
さらにこの困難な時代を乗り越えるために、様々な給付金制度が新たに創設されます。
- The Canada Recovery Benefit:
失業保険の資格がない個人事業主で、経済的サポートが必要で、仕事ができる状況の人には約半年間、毎週400ドル支給 - Canada Recovery Sickness Benefit:
コロナが原因で病気また自己隔離をしなければならない人に対して、週500ドルを2週間支給 - The Canada Recovery Caregiving Benefit :下記に該当する人は週500ドルを半年間支給
1. コロナの影響で学校やデイケアが閉鎖された12歳以下の子供がいて、働きに出ることができない親に対して。
2. 障害者の家族や配偶者などその他の家族が通う施設がコロナの影響で閉鎖された場合。
3. 家族や子供がドクターストップにより、リスクを考慮して学校や施設等に通わないように求められた場合。
過剰な失業保険の原資はどこから来るか?
上記の内容で9月に本決まりになる予定です。カナダ政府としては職場に早期復帰できるように職業訓練の機会を提供するとのことですが、さらに半年フリーマネーがもらえることになったので該当者はウハウハです。現在受給中の人たちからみたらカナダ万歳といったところですね。
カナダも日本同様お金がないので、将来の大増税をいう形で我々に帰ってくることでしょう。
今後2年は失業保険料の値上げはないことが決定してますが、それはごまかしにすぎず、日本同様カナダの将来も暗いかもしれませんね。